扁平(厚さが薄い)モータはアキシャルギャップのモータが有利という話があります。 しかし、扁平の基準は明確ではありません。性能、コストなど総合的な検討が必要です。
高出力かつ薄型のモータが求められるケースでは、アキシャルギャップモータが選択肢として挙がることがあります。
特に、事前にSMC(軟磁性複合材料)を活用したアキシャルギャップモータの開発に強みを持つメーカーと話をされたお客様からは、「アキシャルギャップで設計してほしい」とのご依頼をいただくこともあります。
しかし、我々の視点では、既存のラジアルギャップモータの設計がこなれており、同じサイズであれば性能・コストの両面でラジアルギャップの方が有利と判断するケースが多くあります。
ラジアルギャップ型モータとアキシャルギャップ型モータの比較は、アキシャルギャップ型とラジアルギャップ型の構造比較をご覧下さい。
アキシャルギャップモータは、ダブルギャップ構造により高出力・高効率を実現しているものもあります。
アキシャルに2つのギャップを持つために、意外と厚みがある設計になることも少なくありません。
以下の構造があります。
SR-DS:シングルロータ-ダブルステータ
DR-SS:ダブルロータ-シングルステータ
構造のイメージの説明は、アキシャルギャプモータの仕組みにあります。
ダブルギャップの詳細な説明は、ダブルギャップ アキシャルギャップ型モータの構造にあります。
単純に「薄型=アキシャルギャップが有利」とは言い切れず、性能・生産性・コストのバランスを踏まえた総合的な判断が重要です。
モータの厚さ/モータの直径 が小さいほどアキシャルギャップモータが優位になります。
逆に言えば、
モータの厚さ/モータの直径 が大きい場合には、ラジアルギャップモータが優位ということになります。
しかし、要求特性の内容により単純ではありません。
お客様のニーズに最適なモータを提案するためには、ギャップ構造の違いによる磁束の流れ方や冷却設計、製造性なども含めた比較検討が欠かせません。
どのような特性を要求されているのか、また具体的な特性ではなくてもどのような使い方をされるのかでも結構です。
お気軽にご相談ください。