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製品・技術

  • アキシャルギャップ型モータの最大の特長は何ですか?

    ラジアルギャップのモータに比べて 薄型(扁平)にできるところが特徴です。
    これにより、機器の小型化・コンパクト化に貢献します。また、圧粉コアの採用により、高出力・高効率を実現しています。

  • DCブラシレスモータは、センサーレスでの対応は可能ですか?

    はい、可能です。センサ付き、センサーレスのいずれにも対応しており、お客様の用途やコスト要求に合わせて最適な駆動方式をご提案できます。

  • ギアモータにブレーキは標準で搭載されていますか?

    ギアモータへのブレーキ搭載も可能です。産業用機械など、確実な停止・保持力が必要な用途で安全にご利用いただけます。

  • モータに使用されている巻線技術の特徴は何ですか?

    長年培ったノウハウにより、高効率・高密度な巻線を、量産から特殊品まで柔軟に対応できる点が強みです。
    特に、モータの性能を最大限に引き出す高品質な巻線を提供しています。

  • 遊星減速機の良いところは何ですか?

    通常の減速機に比べてコンパクトな設計で高いトルク伝達効率を持ち、高い耐荷重能力もつ減速機です。

  • アウターロータモータとはどのようなモータですか?

    ステータの外周側に磁石が配置されたモータで、外周側にある磁石(ロータ)が回転します。
    ロータとステータのギャップ半径が大きく取れるのでトルクが出しやすいですが、イナーシャが大きくなります。

  • インナーロータモータとはどのようなモータですか?

    ステータの内周側に磁石が配置されたモータで、内周側にある磁石(ロータ)が回転します。
    ロータとステータのギャップ半径が小さくなりトルクは出にくいですが、イナーシャは小さくなります。

  • ベクトル制御とはどのようなものですか?

    モータの電流を「トルクを生み出す成分」と「磁束を作る成分」に分けて制御する方法で、トルク出力を高精度に制御することが可能になる制御方法です。

  • 弱め界磁制御にはどのような特徴がありますか?

    弱め界磁制御(Field Weakening Control)は、モータの磁束を意図的に減少させることで、定格速度を超える高速回転を可能にする制御技術です。特に、マグネットトルクとリラクタンストルクの両方を活用できるIPM(Interior Permanent Magnet)型ロータとの相性が良く、高速域でも効率的なトルク制御が可能になります。

用語・技術解説

  • SPMロータとはどのようなモータですか?

    Surface Permanent Magnet Motorのことで、回転子(ロータ)の表面に磁石を配置したロータを使ったモータのことです。
    DCBLでは昔からよくある構成のロータです。

  • IPMロータとはどのようなモータですか?

    Interior Permanent Magnet Motorのことで、回転子(ロータ)に磁石を埋め込んだロータを使ったモータのことです。遠心力による磁石の飛散防止とリラクタンストルクを積極的に利用するものです。

  • DCBLとはどのようなもので、特徴は何ですか?

    DCブラシレスモータ(DC BrushLess motor)の略です。ブラシのない直流モータでブラシがないために耐久性が高く、ブラシ付きのような電流と電圧の制約がありません。ブラシの代わりに制御回路(通電コイルの転流を行う)が必要になります。

  • SMCはどのようなモータに使われていますか?

    Soft Magnetic Compositeの略で、圧粉磁心のことです。アキシャルギャップモータのステータコアに使われることが多いもので、アキシャルギャップモータで高出力、高効率を実現します。
    ラジアルギャップモータで使われる珪素鋼板と同様な特性を持つ磁性材料です。

  • BMCはどのようなモータに使われていますか?

    モールドに使う複合材料(樹脂材料)でBulk Molding Compoundの略称で、巻線をモールドしてブラケットを構成します。熱硬化性樹脂、ガラス繊維、充填剤、添加剤などの主要成分から構成され、良好な電気的、熱的、機械的、化学的耐性を持っており、トランスファーモールドで生産されることが多いです。

  • FSCWにはどのような特徴がありますか?

    Fractional Slot Concentrated Windingの略称で、” 分数スロット集中巻き ”のことです。集中巻きで大きくなる磁気高調波成分を低減するための磁気設計の1つです。
    例えば、従来よくある3相・6スロット・2極という組み合わせは” 整数スロット集中巻き ”といいます。これに対して分数スロット集中巻きは3相・12スロット・10極になります。

  • 予知保全と予防保全はどのように違いますか?

    「予防保全」は、一般的に良く行われている定期的な点検や部品交換を行う定期メンテナンスのことです。事前の保全計画により、設備の寿命を最大限にのばすことを目的とします。
    予知保全は近年のIoT推進により注目されている保全です。IoT家電のように、機械や設備にセンサーを取り付け、センサーから常に稼働状況のデータを取得し、トラブルや故障の前兆を検出し設備に異常が発生する前に保全を行います。

  • ダブルギャップとはどのような構造ですか?
    (SR-DS、DR-SS)

    ロータとステータのギャップ(モータのトルクを発生する部分)を2つにした構造です。
    アキシャルギャップモータでOne Rotor-Double Stator(1つのロータと2つのステータ)またはDouble Rotor-One Stator(2つのロータと1つのステータ)とすることで実現します。トルクを発生するギャップが2つになるのでより大きなトルクの発生が可能となります。

  • AIAGとは何ですか?

    米国の自動車業界団体で、APQPやPPAPなど工程管理の標準を策定しています。

  • IATFとは何ですか?

    国際的な品質基準「IATF 16949」を策定した組織で、世界中のサプライヤーが採用しています。

  • VDAとは何ですか?

    ドイツ自動車工業会で、VDA6.3などの監査基準を策定しています。

  • AQLとは何ですか?

    AQL(Acceptable Quality Level:許容品質レベル)は、抜き取り検査で「どの程度の不良率まで許容できるか」を定める基準です。ANSI ASQC 1.4に相当する規格があり、日本では JIS Z 9015、国際規格では ISO 2859 が該当します。

  • 特殊特性と特殊工程はどう違うのですか?

    ・特殊工程:後工程で保証できない工程。破壊試験などが必要で、ISO9001 8.5.1項 f) に規定。
    ・特殊特性:製品の品質や安全性に直結する特性(寸法、工程、性能など)。IATF16949 8.3.3.3項に規定。
     → 名前が似ていますが意味が異なるため、混同しないことが重要です。

  • 検査原理主義とは何ですか?

    検査によって不良の流出を防止する考え方です。
    抜き取り検査の基準としてAQLを用いることが多く、「不良は出るもの」と前提し、検査で流出を防ぐ思想です。

  • 予防原理主義とは何ですか?

    全数保証を目指し、そもそも不良が作られないようにする考え方です。
    工程設計や設備能力の確保、特殊特性の管理などが中心で、「不良を作らない」ことに重きを置く思想です。

  • ゼロディフェクト思想とは何ですか?

    ゼロディフェクト(Zero Defect)は「不良ゼロを目指す品質保証思想」です。
    車載業界では安全性に直結するため必須とされています。

  • ゼロディフェクトは車載業界だけの考え方ですか?

    いいえ。車載業界で強調される背景は「安全性に直結するため」ですが、一般製造業でも不良率を下げることでコスト削減や顧客満足度向上につながります。
    また、医療機器、航空機、食品、精密機器など「不良が許されない分野」でも同様に重要です。
    つまり、ゼロディフェクトは車載専用ではなく、幅広い業界に応用可能な品質保証の理想です。

  • ゼロディフェクトと検査原理主義・予防原理主義の関係は?

    ゼロディフェクトは「予防原理主義」の延長線上にある思想です。
    検査によって不良を防ぐのではなく、工程設計や特殊特性の管理を通じて「不良を作らない仕組み」を構築することを重視します。

活用事例・用途

  • AGVにモータは使われているのですか?

    AGVとは、Automatic Guided Vehicleの略称で、自動搬送車両のことでモータは車輪の回転に使われています。
    磁気テープ等の誘導体に従って決められたルート以外を走行させることはできません。
    よく似たものにAMRがあります。

  • AMRにモータは使われているのですか?

    AMRとは、Autonomous Mobile Robotの略称で、自律走行ロボットのことでモータは車輪の回転に使われています。
    AGVのような誘導体がなくても走行が可能です。

  • インホイールモータは、どのような用途に適していますか?

    AGV(無人搬送車)、サービスロボットの足回り、電動車椅子、低速EVなど、省スペースで高効率な駆動が求められる用途に最適です。
    特に、真横移動など複雑な動作が必要な機器に強みがあります。

企業情報・採用情報

  • 銀河電機工業の創業年と、これまでの事業の変遷について教えてください。

    当社は1948年に創業し、当初は通信機器用トランス、チョークコイル類の巻線技術を中心に事業を展開してきました。
    現在は、DCブラシレス技術とカスタム設計を軸に、インホイールモータやアキシャルギャップモータといった新しい分野に注力しています。

  • 生産拠点はどこにありますか?

    日本(本社工場)と中国の南京工場で生産しています。

  • 生産対応可能な台数は何台ですか?

    生産ロットで数台から数万台まで対応しています。

  • 年間休日は何日ですか?

    年間休日は126日です。
    土曜日、日曜日、祝日が休日になっています。

  • 従業員数は何人ですか?

    100人です。

認証・環境対応

  • ISO9000シリーズの認証を取得していますか?

    ISO9001の認証を受けています。
    ISO9000シリーズ以外では、CCC、ULの対応実績もあります。

  • モータに使用する材料や製造工程は、RoHS指令などの環境規制に対応していますか?

    はい、当社製品は、モータに使用する材料から製造工程まで、RoHS指令をはじめとする主要な環境規制に準拠しています。
    環境負荷の低減にも配慮した製品づくりを推進しています。

  • CCCとは何のことですか?

    中国の強制製品認証(China Compulsory Certification)制度のことです。中国政府が定めた製品の安全基準を満たすことを証明するための認証制度です。規定された製品はCCC認証を⾏い、認証マークを表⽰しなければ、出荷、販売、輸⼊または他のビジネス活動で使⽤することができません。